特殊な畳の講習会 In高松
店主のオオガメです
今回は普段皆さんがなかなかお目にかかる事のない畳をご紹介したいと思います。
先週の土曜日、会社を臨時休業しまして畳の講習会に参加してきました。
場所は香川県高松市(道具を一通り積んで行きましたのでトラックで向かいました)
瀬戸大橋を渡り、片道約2時間半
高松市の山下畳商店さんの声掛けで四国各地から8店の畳屋さんが集まってらっしゃいました。
その他に、岡山から1名、と、兵庫県から私とうちの従業員が参加
(これは、講習終了後に撮った写真)
今回の講習会で作るのは・・・
「四天付拝敷き」
どこで何に使うの?って方がほとんどだと思いますので簡単にご説明を・・・
「四天付拝敷き」とは
寺院での礼[拝]の時使用する上[敷]の様なものです
四天というのは上の写真の4隅に普通の畳とは違う縁が飛び出た部分が見られると思いますがこれの事です。
この四天は仏教における守護神である、
東方の持国天
南方の増長天
西方の広目天
北方の毘沙門天(多聞天)
の四天王を畳の角角に縁として表したものです。
で、この拝敷きは禅宗(曹洞宗、臨済宗、黄檗宗)や日蓮宗、真言宗、天台宗など浄土宗、浄土真宗を除いた多くの宗教寺院で使われているようです。
畳って、大きく分けて普通の畳と拝敷きの様な「有職畳」(ゆうそくだたみと呼ぶそうです)
があるんですが 有職畳 ってほとんどの畳屋さんでも年に数回するかしないか、
下手したら数年に一回なんて事も普通にある畳なんですね
なんで、作る時にあれ?どうやってするんやったかな?なんてことが・・・
四国には八十八か所巡りなど真言宗にゆかりのある寺院も数多くありますので、
そういった事から本格的なものをしっかり学びたいと主催の山下さんが今回の講習会を企画された次第です。
で、講師としてお呼びしたのがこちらの方
奈良の浜田畳店の浜田さん
畳屋の中でおそらくこういう寺社仏閣の畳に関して一番詳しい方
初めてお会いしたのですが、
「やる気があるなら何でも教えてあげるよ!」
っていうとても心の大きな方でした(^^)
こんな素晴らしい方に二日間 恥ずかしい話ほぼ有職畳に関して知識のないわが社の二人を含めた13人が講習を受ける事になりました。
続きは次回に詳しく
播磨畳内装工房
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