“自分の得意をいかせる支援”とは?~「5日で5000枚の約束。」プロジェクト~

生きる、を耕す。」が合言葉のWEBマガジンgreenz.jpさんの記事で初めての取材というものを経験した店主のオオガメです。

取材を受けたメンバー 左から「5日で5000枚の約束」プロジェクト発起人で事務局長の前田さん 青森県八戸の髙森さん 店主のオオガメ


先日、神戸にあるリベルタ学舎さんにある畳敷きのオフィスで僕も参加しているプロジェクトの取材をしていただきました。

私のSNSなどをご覧の方はすでにご存じかと思いますが 「5日で5000枚の約束」プロジェクト実行委員会 という活動に参加していまして、何をしている団体かといいますと、
ざっくりいうと「いろんな災害が発生した時、避難所へ全国の畳店から新しい畳を無料で届ける」プロジェクトです。
2014年に活動を始め今年で11年目を迎えるこのプロジェクトは508店舗の畳店から5799枚の畳をお届けできる体制(2024.5.15現在)を整えており災害時の協定を締結している自治体も全国で189自治体を数えるまでとなりました。

畳を届けるとひとことでいっても災害時の混乱している中、被災地の外からプライバシーが絶対的に必要な避難所の中まで新しい畳をお届けするわけですからそう簡単にいかないわけで、事前の自治体との協定締結が必要だったり、避難訓練に参加したりして全国の方々にこの活動を周知してもらうことが大事です。
単に『新しい畳を作って持ってきました 避難所で使ってください!』では受け取ってもらえるわけもないのでそのための仕組みが必要なんですね。

私も、岡山の水害の際に現地で避難所となった小学校へ畳をお届けした経験がありますが、協定があることで被災地へスムーズに入ることができましたし、現地の畳店の皆さんに同行いただいたことがなにより心強かったことを覚えています。

取材の中で発起人の前田さんが、このプロジェクトを立ち上げたきっかけとなった東日本大震災に関することだったり、これまでの活動の中で苦労したことはもちろん、経験してきたうれしかったことや(もちろんそうでなかったことも)活動を通して大切にしていることなどをお話しされ、
はるばる青森から来られていた髙森さんはプロジェクトと普段自分が参加されている八戸のまちづくりや仲間づくりをうまくつなげたお話をされています。

お二人ともライターさんの上手な聞きだし方もあってとっても上手にしゃべってらっしゃいまして、それに比べて僕の発言はというと…(詳しくは記事をご覧ください)

それでも僕なりの言葉で、参加した当時の思いや、僕自身が感じた参加しているなかでの役割のこと、など発言させていただきました。

もしかしたら記事を見た方はおお!オオガメすげーいいことゆうてると思われるかもしれませんがそれは全てライターさんの腕によるところです。

『5日で5000枚の約束』の活動はどうやっても「全国の畳屋が」「新しい畳を」「避難所に届けた」ってところだけがクローズアップされてしまうし実際にそれはすごく大事なことだと僕ももちろん思っています。実際にやってることはそれだし、目につく部分はそこしかないですから。
ただ今回の記事でも触れていただいていますが、いろんな規模の畳屋さんがそれぞれのできる範囲でその時にできることを自発的(能動的?)に行って、より良い仕組みにしようと常に変えられるところは変えていっていることではないかと思います。

決して、自分たちの自己満足や達成感のためではない活動を500を超える全国の畳屋が災害時の時だけでなく平常時からコミュニケーションをとっていることに今更ながら気づくきっかけになりました。

また、この日の取材にはまちづくりに関するプロ集団の方々 マイプロSHOWCASE関西編 with 大阪ガスネットワークのチームの方も同行されていまして取材が終了した後も関西のまちづくりの現状からはじまりなぜか青森八戸の館花岸壁朝市にときどき現れるイカドンの中の人のことまで、話は盛り上がり続け、場所提供いただいたリベルタ学舎の湯川カナ代表曰く「これぞシンポジウム」(だったかな?)という状態になっていました。

この日集まっていただいた皆様と

僕以外の皆さん(カメラマンもリベルタ学舎の方も含めて)全てが、まちづくりに関して造詣の深い方ばかりで、しかも、実はいろんなところで知らず知らず実はつながりがあったみたいな関係もあり、一つの話題からどんどん膨らみ続ける取材後の話の方が僕にはとても新鮮で楽しく思えてしまい、とっても素敵な時間をこれまた素敵な空間で過ごせてとてもうれしかったです。

タイトルの
”自分の得意をいかせる支援”
この言葉ってプロジェクトに参加している側からすると逆に気づきにくい部分かもしれないです。自分たちは単純にできることをやっているだけな感覚もあるし、特別すごいことをやっている感覚はないかもしれないです。だけども、畳を届けるって実は僕らしかできないことだしこれってほかの分野の方々にも通じることになってきますよね。ライターの方がおっしゃられてるように、多様な被災地支援の方法がこれからもどんどん生み出されていくきっかけにこの記事がなればいいと思います。


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災害時に、全国の畳店から避難所に新しい畳を無料で届けるプロジェクト

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